現状、ダイエットカフェの実名・匿名制度は以下のようになっています。
サイト運営者:実名
口コミ投稿者:匿名
すなわち、ダイエットカフェの運営者である私は、個人情報等を公開しております。
⇒運営者情報
一方で、口コミを投稿する方の情報は一切出しておらず、完全匿名となっています。近年「情報の信頼性」が重視されている中、口コミサイトでも実名制が適用されているケースもあります。
しかし、ダイエットカフェでは、口コミ投稿者の匿名性を頑に守り続けています。ダイエットカフェは、なぜ時代に逆行するようなことをしているのでしょうか?
理由は「口コミの真実性」を高めるためです。
匿名の方が口コミの真実性が高まる理由
(理由1)悪質な業者を恐れず、真実を投稿できる
以前、アメリカでこういった事件がありました。
レストランの配達を利用した女性が低評価の口コミ投稿→夜に店舗マネジャーが自宅に押しかけ - ねとらぼ
タイトルの通り、レストランに低評価の口コミをしたらそのレストランの人が夜中に自宅まで来たという内容です。 めっちゃ怖いですよね。
これと似たケースで、某会員制の口コミサイトにて、酷評口コミを投稿した人に「直ちに削除しないと名誉毀損・営業妨害で訴えます」という業者からの連絡が届いたということがあるようです。 要するに、低評価の口コミを投稿すると、悪質な業者から脅されるリスクがあるのです。
だからといって投稿者が「本当はこの商品最低で全く効果無かった上に、電話対応も最悪だった。でも、本音のまま書いたら脅されるかも。怖いから、オブラートに包んだ表現で書こうかな」という感じで投稿すると「商品の実態とは異なる口コミ」となり、真実性が下がります。
ちなみにアメリカでは2年前に「消費者レビュー公正法」という「低評価の口コミを投稿しても訴えられなくなる法律」が制定されました。 「本音の口コミを保護する」ため、アメリカは法律まで作ったわけですね。
消費者の口コミ投稿を保護する法律がアメリカで成立 ネガティブレビュー封じる契約条項を禁止
さて、日本には「消費者レビュー公正法」がないため、ダイエットカフェでは「非会員制(=匿名性の確保)」により投稿する人を保護しております。
他の業界と比較して、特に悪質な業者が多いダイエット業界です。 悪質な業者から投稿者を守ることは、ダイエットカフェを健全に運営していく上で重要なのです。
(理由2)コンプレックス商材特有の恥ずかしさが無くなる
ダイエット以外の商材であれば、「恥ずかしさ」とは無縁かもしれません。
例えば「食べログ」でレストランの口コミを多数投稿する方は「食通」だと認識され、それを誇ることができるかもしれません。他にも「@コスメ」で化粧品の口コミを多数投稿する方は「ファッションリーダー」だと認識され、それを誇ることができるかもしれません。
しかし、「ダイエット商材」のようなコンプレックス商材は多数の商品を試していることを知られても、「ダイエットのカリスマ。素敵!」とはなりづらいのです。それどころか「あの人、なかなかダイエット成功しないんだね」と思われてしまいかねません。
実名無しの会員制であったとしても、「あのアカウントの人はいつまでも成功してない」と思われたくないでしょうし、実名制であれば、余計にそう思われたくないでしょう。普通に恥ずかしいですから。
こういった恥ずかしさは「真実の口コミ投稿を著しく抑制」してしまいます。すなわち、真実が隠されることに繋がります。
ダイエットカフェでは、完全匿名制にすることで「恥ずかしさ」を減らし、真実が投稿されやすい環境にしております。
匿名のデメリット
ここまで「匿名制が真実性を高める理由」を書いてきましたが、当然匿名制にはデメリットもあります。
(デメリット1)悪質な業者が偽口コミを投稿しやすい
まず、匿名制だと、悪質な業者が偽口コミを投稿してもバレにくそうですよね。
この辺り、どんだけ詳しく書こうか迷うところなのですが、ダイエットカフェでは「データ分析でステマを見破る」ことで対応しています。 もちろんデータ分析で100%確実にステマを見破ることはできませんが、相当高い精度で見破ることができてると自負しています。
また、今時「会員制だから、ステマが無くて安心」なんてことはありません。
例えば、Amazonでは「Amazon経由で購入した方の口コミは信頼性が高い」と考えられているわけですが、下記の記事によると「実際に商品を購入して写真を撮り、レビューを書くことは、スパムレビュー投稿者の一般的な作業工程」となっており、「購入者マーク」があるからといって安心することはできません。
Amazonのレビューが信用できなくなった理由
すなわち、会員制や実名制でも偽口コミを防ぐことはできず、匿名制が特別偽口コミが増えやすい環境ではないと考えております。
むしろ、偽装しにくい「データ分析」を元に偽口コミを見破る」ことの方が効果的だと考えており、ダイエットカフェではこれを採用しています。
(デメリット2)実名に比べ、内容が適当になりやすい
確かに実名で投稿する時に比べ、匿名で投稿する方が「気軽に」投稿することはできます。結果として、文章の構成が適当だったり、いわゆる美しい日本語で書かれないというケースは存在します。
しかしダイエットカフェとしては、内容が真実である限り文章の構成が適当だったり美しくない日本で書かれることは、大きな問題とは思っていません。
なぜなら口コミの本質は「真実を伝えること」だと考えているからです。
そして、匿名制だからといって「投稿する内容が嘘になる」ということは基本的にありません。「嘘を書いて投稿するインセンティブ」が、投稿者には存在しないからです。投稿者は「何らかのインセンティブ」により口コミ投稿という行動を起こします。一般的なユーザーは、ある商品を陥れる「嘘」を書くインセンティブはありません。
・「嘘を書く」よりも「真実を書く」方が頭を使う必要がなく、楽です。
・ある商品・サービスに対して何か嫌な事があれば、嘘を書くのではなく、「嫌だったこと」をそのまま書けば、気が晴れます。
上記の理由で、通常、一般的なユーザーは匿名でも「真実」を投稿します。
例外的に、真実が投稿されないケースとしては以下の2点あります。
・敵対してる企業が、敵対してる商品・サービスに対して嘘の投稿をする。
・投稿者が商品・サービスに対して勘違いした投稿をする。
前者は「データ分析による偽口コミの削除」により削除しています。後者は運営側では判断できませんが、商品販売社より削除依頼があれば(勘違いであるという、納得のいく理由があれば)削除しています。
まとめ
ダイエットカフェは、匿名制による「真実性の向上」というメリットを最大化し、「偽口コミが簡単にできる」というデメリットは「データ分析で偽口コミを見破り削除する」ことで抑えております。